知っていますか?今と昔の醤油の原料の違い

知っていますか?今と昔の醤油の原料の違い

どこの家庭でも必ず使われる基本の調味料のひとつに「醤油」があります。

本来、醤油は「大豆、小麦、食塩」で作られるものなのですが、一般的に販売されている醤油にはいろいろとそれ以外のモノが添加されているんです。

ラベルの表示で見ると、こんな感じで違いがあります。

醤油の原料の違い

醤油を作る際の生産効率を上げるために、どうしても短い期間で製造しないといけないので、昔ながらの杉樽で熟成する醤油に比べ、色味や旨味が不足してしまします。

そのため、色味を追加したり、旨味を追加したり、熟成不足で保存性が良くないことを補うために保存料を追加したりといった感じです。

原料ラベルの表示を見てみると、ほんとたくさんの食品添加物が使われているのが分かると思います。

また、大豆も私たちがいつも食べている普通の大豆ではなく「脱脂加工大豆」というモノが使われます。

脱脂加工大豆は、丸大豆から大豆油を搾り取った後の大豆のことで、一応大豆ではあるのですが、旨味が抜けてしまっています。

業界的にも、大豆油⇒醤油用という流通は定番の流れみたいです。

昔ながらの作り方をしている醤油屋さんは、蒸してそのまま美味しく食べることができるくらい、質の良い丸大豆を使用しているそうなので、やはり全然違いますよね。

日常の全ての食べ物をオーガニックなものなどに変えるのは、なかなかというか、ほぼ無理なんじゃないかと思いますが、ぜひ料理の基本となる調味料は、昔ながらの伝統的な作り方の商品を選んでいただければなと思っています。

2年~3年という長い期間をかけて杉樽で熟成させられた「醤油」は、本当に濃厚で旨味があり美味しいです!