失われてきている「種子」の多様性

失われてきている「種子」の多様性

私たちが知らない間に、世界中で種子の多様性が失われているそうです。

実は絶滅してしまった種子がたくさんあり、米国では80年間で93%の種子、世界の100年間で94%の種子が農業生産から消えています。

たとえば、スイートコーンは1903年には307種類ありましたが、1983年にはわずか12種類までに減少。

大規模農園での作物の大量生産をするときには、一つの種類を作った方が効率がいいので、大量生産に向かない種類の種子はどんどん使われなくなってしまったりするんですね。

種子の多様性が失われると何が起こるかというと、作物の病気が流行したときに、極端に収量が減り、飢餓を招く恐れもあります。

例えば、アイルランドで1845年~1849年にジャガイモが菌病でほぼ全滅し、国民の2割が餓死、2割以上が移民となり、人口は半減したといわれています。

逆に1970年代、インドとインドネシアの水田がウイルスに襲われたことがあったのですが、その際は、6,273品種の米の中の1つに、ウイルスに強い品種が見つかったおかげで、ウイルス病から膨大な人口が救われるということが起きています。

最近、人のからだに関しても、腸内細菌の多様性の大事さが言われていますが、どの世界でも多様性によりバランスが取られているので、やっぱりそのバランスを壊さないようにすることが大切ですね!

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