赤い着色料 コチニール色素

赤い着色料 コチニール色素

よく使われる食品添加物のひとつに着色料がありますが、その中に「コチニール色素」という赤い着色料があります。

かまぼこのピンク部分に使われていたり、イチゴ味のかき氷シロップ、いちごミルクのドリンク、ハムやウインナー、昔はカクテルのカンパリにも使われていたそうです。

また、食べ物以外だと、口紅などの化粧品にも使われていたり。

このコチニール色素、天然の食品添加物で比較的安全と言われていて広く使われているのですが、摂取することでアレルギーを起こしてしまう可能性があり、これを使わない方向にしていくという企業も出てきました。

この赤い着色料は天然の成分から抽出しているのですが、その原料となるのは、南米などのサボテンに住み着いているカイガラムシ。

カイガラムシのタンパク質が残ってしまって、その影響でアレルギーを起こしてしまう可能性があるそうです。

やっぱり、天然でも普通は食べないようなものではあるので、実際に摂取したときに思いがけないことが起きてしまうことがあるんですね。

できれば昆虫は食べたくはないところでもありますが・・・

ちなみに、平成24年には、消費者庁からも注意喚起の文書も発表されています。
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http://www.jshp.or.jp/cont/12/0515-2-2.pdf

また、口紅に使われていると、いつの間にか口の中に入ってしまう可能性もあるので、できれば着色料にこのコチニール色素が使われていないものを選ばれてみてください!