砂糖の害は、肥満であったり、精神不安定でのイライラなど、さまざまなことが言われていますが、そもそも現代のような飽食による栄養過剰は、人類の歴史の中で想定されていなかったようです。
たしかに、コンビニも至るところにあり、どこでも手軽に食事を摂ることができますよね。
例えば、食べ物をなかなか食べることができずに血糖値が下がった時は、アドレナリンやグルカゴンなどで上げることができるのですが、砂糖を摂ったり、食べ物を食べた時に上がる血糖値を下げることができるのはインスリンしかないそうです。
飽食による栄養過多での血糖値上昇に対応することは苦手なんですね。
砂糖を摂り過ぎると、
血糖値の急上昇
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インスリンで血糖値が急降下
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血糖値が下がり過ぎる
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血糖値上げるために、また甘いものを食べたくなる
という負のスパイラルが起き、それが続くとインスリンをちゃんと出すことができなくなり、最終的に糖尿病という病気を引き起こしてしまいます。
その為、甘い物や炭水化物を取るにしても、GI値(グリセミック・インデックス)が低い物にしてあげると、血糖値の上昇が緩やかになるのでおすすめです。
GI値は、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもので、ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として表されています。
GI値の例
・精白米⇒88
・玄米⇒55
白米より玄米の方がGI値が低いので、食べた後の血糖値が緩やかに上昇します。すると、急に大量のインスリンが出ることが無いので、体への負担も小さくてすみます。
ついでに、砂糖の量のデータはこちら。
・ジュース:50g/500ml (6gの角砂糖 8.3個分)
・あんぱん:36g(6個分)
・チョコレート:36g(6個分)
・チューインガム10枚:35g(約6個分)
・キャンディー2個:12g(2個分)
・クッキー2枚:12g(2個分)
改めて見ると、なかなかな量ですよね・・・
今の時代、小学生で肥満体型でも無いのに、糖尿病になるおそれがあると言われる子どももいたりするので、まずは食材のGI値を気にしてみるのもいいかもしれません!
